OJABより派遣員来日
~広島平和記念公園・資料館を見学、京都で日本文化を堪能(2009年11月)
日本友愛青年協会は、公益事業の一つに国際交流を挙げている。
本年度も姉妹団体であるオーストリア勤労青年連盟(OJAB)より、2名の派遣員を受け入れた。2人は11月21日(土)~27日(金)の予定で来日、広島、京都を訪問後東京に戻り、友愛事務局での交流など充実の一週間を過ごし、笑顔で帰国した。
例年実施している国際交流受け入れ事業であるが、本年度は特に広島訪問を軸に計画をたてた。
計画には井上和子副理事長の、受け入れ事業にメッセージ性を取り入れたいとの意向が反映された。
テーマとして「友愛」創設者鳩山一郎先生が、常に唱えておられた「核廃絶」に焦点をおき、一郎先生の思いを現在活動している本協会で具現化するためには、来日派遣員に「広島」の実態を知っていただくことが、その一歩となるのではないかと運営委員会でも協議され、実施に至った。
広島平和記念公園にある原爆資料館は、原爆の悲惨さ、原爆がいかに非人間的であるかを伝える貴重な資料が展示されている。
見学を終えた派遣員二人は、衝撃を受けたと正直な感想を述べた。
「知識として知っていたことと、実際に見ることは大いに違う、帰国後必ず子供達に伝えていく」と語っていた。
広島では、鳩山友愛塾一期修了生の森本真治広島市会議員が案内役を引き受けてくださった。
地元の利から、時間を有効活用し、世界遺産「宮島」の見学も行った。
また、OJABとの橋渡し役を果たしている島崎照代評議員も高知から駆けつけて、流暢なドイツ語で二人の派遣員に日本を紹介した。
東京では、協会役員との懇親食事会も行われた。