第21次植林訪中団報告
第3期アモイ市同安区生態緑化林事業(2013年3月)
福建省アモイ市同安区
「第3期日中青年アモイ市同安区生態緑化林事業」
アモイ市に於ける最後の事業となる今回は、郊外の山間部に、保水、治水を目的に実施された。
植樹祭当日は、この季節においては、近年にない程の好天に恵まれた。
眩しい日差しの溢れるなか、地元学生、関係者の集うなか式典は開催された。
立派な記念碑の除幕式に、大きな拍手がわいた。
その後各人が担当している箇所に苗を植え付けた。
ボランティアで集まった学生達は、崖崩れを防ぐため、路肩、崖の上など足下を確保しながら丁寧に植え付けを行った。
夕刻、アモイ市青年連合会の主席を始め関係者が参加して歓迎食事会が開かれた。
席上、第1回植林訪中時に友愛が外務省協力事業として開催した「けん玉ペインティング及び競技コンテスト」以来けん玉に興味を持ち、練習を重ねて来た王さんが、その腕前を披露した。けん玉を通して、笑い声あり拍手ありと、笑顔に溢れた和やかな歓迎会となった。
植林事業を通じて行われる文化交流は、着実に成果を上げていることを実感した瞬間だった。
- 参加者:川手正一郎/友愛常務理事、福田八州雄/友愛評議員、松本直也/在中国日本大使館・一等書記官(現地参加)、川手祥右/東京工芸大学工学部建築学科在学中、羽中田元美/事務局
- 植林面積:約61ヘクタール
- 植樹数:約10万本 樹種:楓香・香樟など
- 現地に建立された記念碑。大きな天然石に友愛の名が刻まれた
- 日差しの中、地元ボランティア青年たちが式典に参加
- 挨拶する川手正一郎団長。木々の生育は、日中の友好に育てますと
- 路肩に植樹する参加の青年たち。眼下の小さなダムのために
- 崖の上で、足元を確保しながらの植樹。若い声が弾んでいる