第22次友愛植林訪中団
第2期孝感市生態緑化プロジェクト(2013年3月)
湖北省孝感市 「第2期日中青年湖北省孝感市生態緑化プロジェクト」
孝感市に於ける第2期目の事業であるが、第1期に植樹した水杉等は、昨年7月の大干ばつで、ほとんどが枯れてしまった。
水分の多い地域に適しているということで選んだ水杉であったが、未曾有の干ばつが起こり、活着率は低い。
孝感市は、水害と干ばつの両方が起きる可能性のある、過酷な自然環境の地であるといえる。
それに対応するため、今回は樹種をポプラに変え、補植の意味も含めて行われたプロジェクトである。
孝感市の関係者が迎える中、植林現場に到着。見渡す限りの広い土地に、ポプラの苗が植えられている。
2メートル程度の細い苗だが、もしこの苗がなかったら、この地は何もない荒れ地のままなのだ。
ポプラの苗は、元気に根付いているようにみられ、数年後、数十年後にこの地が緑の地となるのが楽しみである。
荒涼とした地に植えられた苗を、10年の年月が緑の森に仕上げている様子は、友愛の植林事業十数年の歴史のなかで確信している。
自然環境の厳しい孝感市ではあるが、地元の方々の思いと努力で、きっと緑の森を創り上げてくれることだろう。
孝感市は、第3期計画もあり、今後も植林地の活着状況を見守ってゆきたいと思う。
太陽の恵みを祈る思いである。
- 参加者:川手正一郎/友愛常務理事、福田八州雄/友愛評議員、川手祥右/東京工芸大学工学部建築学科在学中、井之輪 豪/事務局
- 植林面積:45ヘクタール
- 植樹数:約6万本 樹種:ポプラ
- 植樹式典には、地元の青年も参加。若い力を発揮した
- 植樹祭式典会場 政府の粛正方針を受けてか、現地の状況が質素に
- 植樹の終わった現地。10年後には緑溢れる林が出現する
- 孝感市青年連合会など、この植林に期待を寄せる関係各位が集まった