馬頭琴演奏会開催 軽井沢友愛山荘にて
軽井沢友愛山荘 馬頭琴演奏会開催~パオを背景に芝生に流れる音色~(2014年9月)
9月22日(月)軽井沢友愛山荘において、馬頭琴のコンサートが開催された。
これは、かねてより馬頭琴奏者ウルグンさんより、鳩山由紀夫理事長に馬頭琴を贈呈したいとのお申し出をいただき、その贈呈式を兼ねて開催されたもので、当日は近隣の方々を初め多くの方が緑の芝生の上で演奏を楽しんだ。
理事長がお招きしたビッグゲストに、来場者も演奏のウルグンさんも大興奮の一場面もあり、和やかで華やかな贈呈式となった。
モンゴル高原の遊牧民の家パオ(ゲル)の前で、モンゴル特有の楽器「馬頭琴」の演奏会を開催することは、友愛山荘にパオが設置されたときからの理事長の希望であった。
その希望が愛優インターナショナル(石川宏子代表)のご協力を得て、実現される日が訪れた。
本年2月、「友愛クラブ」で馬頭琴演奏グループ「響」の演奏会を行い、出席した鳩山理事長が馬頭琴の演奏を試みるなど、友好的な交流が行われた。
その際、日本在住の馬頭琴奏者ウルグンさんから、理事長に馬頭琴をプレゼントしたいとの申し出をいただき、理事長も大いに喜んでこれをお受けすることとなった。
以来、機会を作ってパオの前での演奏会・贈呈式開催は懸案となっていたが、ついに実施することが出来た。
当日は、空模様が心配されたがせっかくの機会だからということで、ピアノを芝生の庭に運び、俄か仕立ての客席を作り、準備を進めた。 演奏開始時間の30分前、大きな出来事が起きた。
なんと理事長がお連れしたお客様の中には、かの有名な故マイケル・ジャクソンさんのお父さん、ジョセフ・ジャクソンさんがいらっしゃったのだ。
ビッグゲストの出現に、会場は驚きと喜びで騒然となった。
ジョゼフ・ジャクソンさんは気さくに皆さんに混じって、馬頭琴の演奏を楽しまれた。演奏終了後、ご自身も音楽家であることから馬頭琴に大いに興味をいだかれ、演奏を試み見事に初めてであるにもかかわらずきれいな音を奏でていた。 ウルグンさんの伴奏を勤めたのは、ピアニストの井出徳彦さん、第24回友愛ドイツ歌曲コンクールで最優秀共演者賞を受賞された方である。
この井出さんからご縁が始まり、ウルグンさんとのご縁につながった、結びの神でもある。 ウルグンさんは、自身の作曲した曲、馬が草原を走る様子を表現した曲などを演奏し、聴衆をモンゴルの草原に誘った。また、モンゴル民謡独特の発声法、一人が同時に三種類の音色・音階で歌う「ホーミー」を披露し、大きな拍手が沸いた。
鳩山由紀夫理事長に贈呈された馬頭琴は、ウルグンさんが故国に帰り、弾きやすいように調整されたものを厳選して持ち帰ったもので、理事長は早速ウルグンさんの指導を受け挑戦。これからもっと練習しますの言葉を実践すべく、大切そうに抱えて、いただいた馬頭琴を持ち帰った。
*馬頭琴について演奏会などお知りになりたい方は、友愛事務局まで気軽に!
- 「パオを背に馬頭琴の演奏会ができ、皆さんに楽しんでいただけてうれしい限りです」と鳩山理事長
- ジョセフ・マイケルさん(右)ウルグンさん(中)鳩山理事長(左)の三人が笑顔で撮影に応じて
- ウルグンさんの名演奏に来場者は聞き入っていた。鳥の声、風の音も素晴らしい伴奏となった
- 合宿中の上智大学杉谷ゼミの学生さんも突然の出来事にビックリ。理事長ご夫妻と記念写真
- ウルグンさんから、とっておきの馬頭琴が理事長に贈られた。ウルグンさんの笑顔が、印象的だ
- 早速馬頭琴に挑戦。ウルグンさんの説明に一生懸命指を動かし、弦を操る。そして音が!
- ウルグンさんの伴奏ピアニスト井出徳彦さん(右)二人はびったりと息のあった演奏を披露した
- ジョセフ・マイケルさんも馬頭琴演奏に挑戦。さすが音楽家、すぐに綺麗な音色を奏でた