浄空法師様友愛山荘へ
緑あふれるなか講話会を開催
穏やかな笑顔で人々を魅了
〜スタッフ一同心を込めておもてなし〜
浄空法師様が山荘へ
5月6日(水)友愛山荘に浄空法師様をお迎えすることになった。
浄空法師様は、中国の著名な高僧で、友愛山荘に設置し、好評を博しているパオをご寄贈くださった方だ。そもそもは鳩山由紀夫理事長幸夫人とのご縁から始まり、今ではご夫妻が敬愛する師であり父とも仰ぐ思いで親交を重ねている。
鳩山由紀夫理事長は、戴いたパオが、緑輝く友愛山荘で、大いに活躍をしているところをご覧いただくために法師様を山荘にお招きした。加えてご夫妻とのご縁から、講話をお聞かせいただけるとのことで、これは大変なことだ。鳩山理事長も前日には山荘に行き、打ち合わせ、確認をされるという熱の入れ様である。
心を込めた精進料理
山荘スタッフもこの上ないことと、喜び緊張し、心を込めてお迎えする準備はできたのだが、頭を悩ませたのはお食事である。法師様は、完全菜食であることから、出汁に鰹節を使うことも許されない。折角日本にいらしたのだから、出汁の効いた日本料理を提供したいところだ。額を寄せ合い苦心惨憺、出汁はすべて昆布出汁とし、それに合う献立を考えた。
野菜、豆腐などを駆使して料理を作り、基本は日本料理、盛り付けは中国風に、お粥も2種類と工夫を凝らした。植林訪中の際、ご馳走になった現地の中国料理の印象で、何とか形が整った。植林の思わぬ効用が発揮された。
88歳凛とした姿で
山荘にお着きになった浄空法師様ご一行は、旅の疲れも見せずお元気なご様子で、山荘ロビーで『友愛』をご覧になる等、一瞬にして和やかな空気があたりを包んだ。88歳とは思えぬ凛としたお姿と、穏やかな笑顔が印象的だ。
昼食から始まったお食事は、お帰りになる翌日の昼食まで、すべて美味しいと召し上がっていただき、スタッフ一同胸をなでおろし、思わずヤッタと満面の笑みが浮かんだ。
15時30分からの友愛ホールでの講話には、遠方から駆け付けた方、近隣の方々を含めて30人以上が集い、法師様のお話を傾聴した。理事長の計らいで、質疑応答の時間を設けていただき、直接法師様に思いの丈を伝える方が続出、素晴らしい講話会となった。
庭のパオをご覧になり、一つ一つ中の様子を確認された法師様からは、「良く使っていただいてますね、うれしいです」とお言葉をいただいた。
天候にも恵まれ、友愛山荘を楽しんでいただけ、こんな嬉しいことは無いと、心から湧いてくる喜びを胸に、帰路についた。(H記)
- パオを背に緑の芝生で。パオの内部も詳細に見学され、学生達がパオの中でミーティングを行っていることをお伝えすると、とても喜んでおられた
- 浄空法師様の講話の前に、鳩山由紀夫理事長が挨拶。法師様とのご縁、集まってくださった方々への御礼を述べた。私も今日の講話を楽しみにしておりますと
- 友愛ホールで法師様の講話を聞く会が開催された。遠方からの方、近隣の方々、皆興味津々でお話に聞き入った。質問も多く、一つ一つに法師様は丁寧にお答えになられた
- 川手正一郎常務理事も駆けつけ、法師様と熱心に話を
- 法師様からのお土産は沢山あった。その一つ魚の泳ぐ鉢
- 工夫を凝らした甲斐あって、浄空法師様は、全て美味しいと
- 山荘ロビーで「友愛」を手に、くつろがれる法師様ご一行
- パオとその内部を見学される浄空法師様。始終穏やかな笑顔で
- 山荘スタッフの努力の結晶。特性精進料理の数々
- お土産の陶器の鉢。中の魚(鯉)が水を張ると正に泳いでいるかの如く見える