Activity2018年度の活動内容

宋慶齢基金会訪問王家瑞理事長と歓談
王家瑞理事長訪日時の約束を果たして

伝統技術から最新鋭科学技術まで子どものための教育施設
広大な敷地に建つ近代的な建物は豊かな教育環境に満ちて

4月15日(日)植林活動および友愛講演会実施のため訪中していた鳩山由紀夫理事長は、宋慶齢基金会の王家 瑞理事長を訪問。
同基金会が実施する子どもたちへの教育の取り組み方、組織の運営状況などつぶさに見学した。
また旧知の王家瑞理事長とは昼食会を交えて親しく歓談、王家瑞理事長もこれに応え基金会の運営する教育施設を自ら案内して歓待した。
鳩山由紀夫理事長は、お礼にと「中日友愛長存」と書を認め、王家瑞理事長に贈呈した。
(事業報告・周年記念報告など掲載のため本記事の掲載を今号にさせていただきました)

王家瑞理事長は、中国人民政治協商会全国委員会の副主席、中国共産党中央対外連絡部長などを歴任した中華人民共和国政府の重鎮で、鳩山由紀夫理事長が総理大臣を務めていた折りには、正式に表敬訪問で、首相官邸を訪れている。今回の訪問も、3月下旬王家瑞理事長が訪日されており、その際に面談した鳩山由紀夫理事長と「是非次回は北京で」と話が弾み、それを受けるかたちで実現したものである。
王家瑞理事長と鳩山由紀夫理事長は、「ピンポンでもしながらの外交をしましょう」と冗談を言い合う程の仲で、この日も、広大な敷地の中、池のある公園を鳩山由紀夫理事長が誉めたところ、王家瑞理事長から、「あそこに日本の桜を植えたいのです」と話があった。
聞けば王家瑞理事長が来日のさいに見た「緑色の桜」(鬱金の桜)がとても気に入ったので、珍しく美しいあの緑の桜を植えたいと思われたそうだ。「それでは緑の桜をプレゼントしなければいけませんね」と鳩山由紀夫理事長が答えるなど、和やかな話をしながらの懇親食事会を終え、基金会の誇る教育施設を見学することとなった。
宋慶齢基金会は、中国でも五本の指に入る大きな基金会(財団)で、宋慶齢女史の遺志を実践するため、子どもの教育に力を入れている。広大な敷地に建つ、大きなビルは、すべて子どもたちの教育施設として活用されている。
伝統技術としは、各民族が今も継承している民芸品を始め、製糸、紙すきなど実際に学習し修得できる設備が整っている。また、伝統芸術、芸能の分野では、古箏、古琴、揚琴、二胡などの古典楽器演奏、舞踏の教室などを教える教室もある。加えて、子どもたちが発案、設計した衛星が現実に宇宙を飛んでいるとのことで、最先端科学を教える設備も充実している。
子どもたちは普通の小学校、中学校としての学習の他に、特殊な技術などを学ぶことができ、職を得ることがたやすくなる支援にも繋がっているとのこと。
これらの施設を一部屋、一部屋丁寧に王家瑞理事長が鳩山由紀夫理事長を案内してくださり、鳩山由紀夫理事長も子どもたちに話しかけ、実際に楽器を演奏してみたり、舞踊の手ほどきを受け一緒に踊ったりと、和やかに見学の時を過ごした。

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