中国へ支援物資・応援メッセージを贈る
山川異域 風月同天を合い言葉に
新型コロナウイルスの感染拡大が大きな社会問題になっている。日本でもこの対策に全員が心を一つに、友愛の理念をもって取り組まなければならない。
中国では、湖北省武漢市を中心に重大な状況を呈していた。湖北省は、友愛の植林活動でも、長江のほとりを中心に最大の規模を実施した縁の地である。
(公財)友愛は、(一財)東アジア協同体研究所、(一社)日中一帯一路促進協会と協力して、中国武漢市を中心に医療器材と鳩山由紀夫理事長のビデオメッセージを贈り、大切な仲間に一緒に頑張ろうの気持ちを贈った。
(2月5日現在状況)
『友愛』読者の皆さまにも、その状況をお伝えし、これからの日々を、健康で安全に乗り切っていただきたく、ここに鳩山由紀夫理事長のメッセージ全文を掲載します。
ビデオメッセージ全文
最新のニュースで全世界の新型コロナウィルスの感染者が2000人近くに上り、死亡者も400人を超えたと言われています。また、日本でも20人の感染者を数えています。既に対岸の火事ではありません。日中をはじめ各国でウィルスの分離に成功したとのニュースも流れています。一日も早くワクチンの開発をはじめ、終息に向かうことを祈っています。(註:2月5日現在の情報による)
2011年日本を襲った東日本大震災の際に、中国から多くのご支援を頂いたことを、我々は決して忘れてはいません。今、中国では医療用物資が欠乏しており、現場の医療スタッフすら満足な衛生環境が整っていないとも伺っており、とても心配しております。私どもも、引き続き、各方面への支援を呼びかけ、対応させて頂いております。何分、日本国内でも、物資の調達が困難になっている昨今、如何にお役に立てるか、対応を協議しております。
先日日本から、中国に届けられた物資に、このような言葉が書かれていたそうです。
山川異域、風月同天
(別の場所に暮らしていても、自然を通して繋がっているの意。唐代、鑑真和上が、日本の皇族(長屋王)から贈られた袈裟に刺繍されたこの言葉に感銘を受け、日本行きを決意したと言われる)
この言葉を、武漢、湖北省、中国全土で危機に直面し、立ち向かっている、すべての中国の友、そして運命共同体たる人類に贈ります。あなた方は、一人ではない。私達も、ともに向き合い、闘って行くのだと。
これから、何が出来るか、何をなすべきか、識者や現地に詳しい方のご意見を聞きながら、私なりの支援を考えて参りますので、皆さまも、是非、情報をお寄せください。引き続きご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
鳩山由紀夫