入塾の日、満開の桜で迎えられた二期生が巣立っていく日です。
名残を惜しむかのような雨が、音羽の森を濡らしています。
それでも塾生は、普段と変わらない元気な笑顔で、坂をあがってきました。
鳩山由紀夫塾長代行がご出席できるとのことで、警備体制の厳重な中式典は始まりました。
公務に戻らなければならない鳩山由紀夫塾長代行を囲んで、早速に記念撮影。
笑顔がこぼれます。
その後鳩山由紀夫塾長代行は、「講義に出られなかったことを心から申し訳なく思っています。しかし、皆さんがおいでくださった素晴らしい講師の先生方から学んだことは、きっと皆さんの力となると信じております。
また、塾長補佐を始め、多くの関係各位が協力してくださったことに感謝します。
巣立っていく皆さんの今後に期待します」と挨拶され、一人一人と固い握手を交わし、公務に戻られました。
あっという間に一年が過ぎてしまいました。
そして激動の一年だったと思います。
皆さんとお会いできなくなるのは、本当に寂しい思いがいたします。
元気溢れる二期生という印象があります。講義の後の鋭い質問も印象に深いものです。
私は「人はなんのために生きているのか」という問いを、小学生のころからいだいていました。
中学校、高校とその都度学校の先生にお聞きしても、答えは得られていないように思います。
皆さんの学ぶ姿勢、意欲を拝見して、答えを探しつづけることが生きていくことなのかも知れないと思いました。
友愛を絆に、皆さんの益々のご活躍をお祈りいたしております。
そして、「友愛サロン」を、どうそ活用してください。
いろいろなことがありましたが、こうして卒塾を迎えた皆さんを前にすると、塾の意義を感じます。
しかし、決して「友愛」を洗脳しようとしているわけではありませんし、もちろん政治家を育成するためでもありません。
素晴らしい第一線で活躍される講師の先生方から得た知識、教養、その他様々なことを、皆さんが皆さんなりに熟成させ、活用していただきたいと考えています。
先ほど兄と話をしましたが、兄も言っていたように、姉和子を塾長として、広く次代を担う人材の育成に微力ながら尽くしていきたいと考えています。
皆さんの今後のご活躍を祈念しております。
塾長、お二人の塾長代行から素晴らしいはなむけの言葉をいただき、塾生一同感激を新たにしたようです。
その後、井上和子塾長から一人一人に修了証の盾が授与されました。
これを受けて、塾生代表石川直哉さんが謝辞を述べました。
桜に迎えられたこと、坂道を息を切らせて上ったこと、仲間との出会いなど、熱い思いの伝わる素晴らしい謝辞でした。
式典も滞りなく進行し、懇親会へと場所を移しました。
川手正一郎塾長補佐の乾杯の音頭で懇親会は始まりました。
第一期修了生の三人も、修了生の会の案内のため駆けつけ、世代を、職業をすべてを超えた「友愛」ならではの交流が生まれます。
名残はつきねど、閉会の時間となり鶴巻克雄運営委員が「皆さんとまた是非お会いしたい。友愛サロンを活用してください。友愛サロンに来てください」と挨拶され、閉会となりました。