設立趣意書

 1953年祖父鳩山一郎は戦後の混乱から日本再建の為、自らの政治信念に従い友愛思想を提唱。
1954年内閣総理大臣に就任。1955年保守大合同を達成。

 その後、日ソ共同宣言、国連加盟をはじめ多くの政治的懸念を解決。
日本の政治に新しい体制を確立しました。

 以来既に53年、日本は多くの曲折を経ながらも55年体制が維持継続され今日を迎えておりますが、政治、経済、社会、そして環境の随所に構造的疲労が顕れ、今や世界的にも深刻な事態が予見される激しい変化の時代となりました。

 文明の発達は部分的には人知を超え、価値観は多様化し、ともすれば人間の生存に拘る適応性をも失わせ、将来に大きな不安を醸し、世界の情勢は即時各国に伝播し、人間は科学の進歩にどう対処すべきか、人間の幸せと平和の礎として新しい価値と夢のある未来を拓くべく、私達は今こそ友愛を現代に活かし、世界に向けて発信すべきと確信しております。

 友愛の淵源は、クーデンホフ・カレルギー伯(汎ヨーロッパ運動主催者)の友愛革命を原点とし、その目的は人類の人格の尊厳を基調としての相互尊重、相互理解、相互扶助であり、人道主義、人格主義、協力主義、そして騎士道、武士道までも包含した謂わば紳士と淑女の人間関係の涵養であり、その核心は母性愛を根源とした人間や自然に優しい世界の醸成であります。

 これからの世界は人種、宗教、民族、国家、言語の壁を超越し、ともすれば乖離し、対立しがちな人間と人間、自然と人間との真の共生を目指す時代でもあります。

 鳩山友愛塾はこの友愛を規範とし、個の確立をはかり、世界に平和と人類の幸せを実現する為、有為の人材を育成し、以ってその使命を遂行すべくここに設立いたしました。

 この鳩山友愛塾の趣意に賛同し、友愛を体し、連帯の輪を強め、人と地球を慈しむ有志を募ります。

鳩山友愛塾
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