Activity2021年度の活動内容

ミャンマー連邦共和国・日本 両国の未来を考える若者の集い開催

在日ミャンマー連邦共和国の若者・友愛ユニオンのメンバーなど多数参加
2021年度事業の柱「土壌改良・肥料作成」に協力の申し出多数
ミャンマー農業支援・指導者育成事業

6月20日(日)11時より友愛サロンに於いて「ミャンマー連邦共和国・日本 両国の未来を考える若者の集い」が開催された。これは公益財団法人友愛が、公益事業として実施している「ミャンマー農業支援・指導者育成事業」の一環として開催されたもので、在日ミャンマーの方々、友愛ユニオンのメンバー他、大勢の参加があった。 2014四年から続けられている農業研修生の受入は、新型コロナウイルスによるパンデミックのの影響で2020年度は実施することが出来なかったことから、2021年度事業として、日本にお住まいのミャンマーの方々に事業の実際を知っていただくことと、今後の事業実施についての協力をお願いする機会としての意味も込めて開催されたものである。
当日は、新型コロナウイルスの感染防止対策を充分に行い、細心の注意を払って開催された。幸い友愛サロンは、三方に解放出来る窓があり、充分な換気が行える。記念撮影の一瞬を除いて、全員マスク着用はもとより、様々な予防策が講じられた。 2014年、アウンサンスーチー議長からの要請を受け、この事業はスタートした。ミャンマーの主たる産業が農業であることから、農業研修生を受入、日本の農業技術を学び、自国においての農業の発展に視する指導者を育成することを目的として実施されてきた。現地では、友愛ファームと名付けられた試験農園も活動している。しかし、五年を経て実際の研修生の意見、友愛ファームでの作物の収穫状況からも、まず第一に必要なのは土壌改良であるとの思いを強くした。2020年度には、現地を訪れ土壌の実際を計測したり、土壌改良に必要な方法を取り入れるための準備に取り掛かる予定であったが、パンデミックの影響で往来が出来なくなった。そこで考えられたのが簡便的な肥料の作製方法を、在日のミャンマーの方々に学んでいただき、その方法をミャンマー語に翻訳し、リーフレットを作製、本国に送って役立てて貰うという方法だ。 友愛塾修了生の南埜幸信さんは、日本に於ける有機農法の第一人者で、この事業への協力を快く引き受けてくださった。 当日は、この事業担当の井田安信理事が、これまでの事業実施について詳しく解説、南埜さんから有機農法の可能性など、レクチャーが行われた。その後今回の翻訳などの協力を募ったところ、多くの方がそれに応えて協力を申し出てくださった。農業に関連している方のみならず、その他の仕事に就いている方も、農業を確立することの重要性を感じており、積極的に参加を申し出てくださった。 鳩山由紀夫理事長との意見交換では、クーデターによるミャンマーの現状を訴える声も聞かれた。 鳩山由紀夫理事長は、一人一人の声に耳を傾け、「友愛として何が出来るか、どうすれば良いかを探っていきます」と答え、参加の方々からは喜びの声が上がった。 参加した友愛ユニオンのメンバーも「古い歴史の関係国でありながら、詳細を知ることが少ないので、貴重な機会だった」と感想を述べていた。また、ミャンマーに留学していたユニオンメンバーもいて、現状を仲間として憂いていた。

友愛 活動詳細
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